さとこ虫ブログ

イラスト制作を中心に活動する、さとこ虫ワールドを綴っていきます。

2024年カードコラム「スプレー」

2024年版の15枚のカード。
カレンダーにカードを付けるようになってもう20年近くなると思う。
そして、具象(実際にあるものを描く)のは初めてかもしれない。なぜかと意味はなく、なんとなく描きたくなったから。
長年の言葉のフレーズに親しんでこられた方にはクエスチョンかもしれない。
それでも、言葉のメッセージが私の中では古臭く感じられ、鮮度を失っていた。
言葉にできないから、絵を描いているんだとも改めて思った。
自分にとっては、愛用してくださる皆さんを「裏切った」後ろめたさも感じていたが、自分の感覚に嘘はつけない。
自分が変化していくことに、少しの怖さはあるけど、変化してみたところで、人はそれほど関与していないものだとも思った。(そのくらいは受け入れてもらっているのかも)

 

一番に実際にあるものを見て描いたのが、この100円ショップで売ってるようなプラスチック製のスプレー(霧吹き)だったと思う。
なぜ描いたかも理由はなく、目の前の道具だったから。
でも描き始めると、使いやすいものはやはりフォルムがかっこいい。バランスが取れている。
昔からガラスとか、向こうが透けるものを好んで描く。
何か惹かれるのだ。形をとらない水が器に入ることで形になり、レバーを押せば霧状に空間を舞っていく。その中は洗剤かも、アイロンの霧吹き用かも、私のように紙に吹き付けるのかも。

素晴らしい道具だ。

何の気なさ。柔軟性と機能。当たり前と思っていてもそれは工夫次第。
ありきたりの現実こそが、平凡こそが、

ないと困るもの。

2024年カレンダー

2024年カレンダーが完成して販売中です。

仕様
★絵と言葉を配した両面8枚綴り

★紙製リングで閉じたエコカレンダー

新月満月表示

★毎年おなじみ 15種の1枚の「お供」カード付 

★サイズ:よこ13㎝たて15㎝ 暦部分はほぼはがきサイズ

★定価1,200円(10部以上のご購入は割引)

★1部より全国配送(送料別1部140円~)

mail dolphinsatoko@gmail.com まで

初めて巻末に24節気の一覧を入れました。

今回、変わった点は、暦もカードにも言葉(メッセージ)がないこと。
絵を描き上げ「もう言葉はいらない」と感じました。
皆さんの意識は、もうすでに感覚的に捉えられるように
変化してきたからかもしれません。
暦もカードもどんな感じがしてくるか、ご自身の中でふくらませてください。
このブログでは15枚のカードをコラムとしてつづっていきますね。

すでにもう多くの方のお手元に届き始めています。
委託で置いていただいている近隣のお店です。
直方市】このみ珈琲、ツリーブランチ、白ヤギ食堂、ことばや、母恵夢、IROあかり、
飯塚市】Salon HAPPY
宮若市】hair salonフルール
田川市】かふぇま~る、cocomoku‐心木‐
【小竹町】絵本館 木のうた
鞍手町】古民家カフェ此花咲耶
北九州市】アロマ&ヒーリングネロリ
【福岡市】ウィステリア(美野島)
行橋市】ものづくりroomポワン
【みやこ町】旬菜家TSURU cafe

お名前で検索できるお店のみ載せています。在庫状況などご確認ください。

なお、直方市の結い村さんで行われている「あおのマルシェ」

では12/10,17,23日に出店しております。
2024年の皆様のお手元に届きますように。


 

 

 

宮古島旅日記

旅日記 宮古島 2023 6/20~23

宮古島から戻ってきて、ずいぶん経った。
今回の宮古島は初めて友人と行った。宮古島に住む娘を中学の頃からよく知っているK子。2人の子を育てる娘家族に会わせる目的もあった。
今回のわずか4日間の旅で、体験したいところを、つめつめに入れた弾丸旅行だった。記録として時系列で書き出す。

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6/20㈫ 

午前11時 下地空港着。去年から移住した長男が迎えに来てくれる。
体験したことがない、95%以上!の湿度にやられる。
ちょうどお昼時、長女が働くお店デズリー に顔を出す。

 


大すきなお店、ウエスヤ さんでランチ。半地下の個室が夏感を出して、宮古島にやってきた安ど感。
グルメK子も大満足。混ぜそば、パクチーアジアンそば、発酵ジュース。
いつも人でいっぱいで、いつも美味しい。

 

ホテルでチェックインして、歩いて12分ほどのパイナガマビーチ

夏場の昼間、街中を歩く人はほぼ観光客だけらしい。紫外線対策ばっちりで海にも入らず、恨めしく見つめる50代2人、、(笑)


ちょうど、今日からハーリーという海の神様のお祭りということで、大漁旗カヤックの競技用みたいな練習があったりして、にぎやかだった。

夕方から、孫たちと一年ぶりの再会。息子が働く わとわ という居酒屋。

宮古島も、制限がずっと緩み、初めて来た頃のように、夜は人があふれる。

一番の驚きは、愛する3歳の孫息子が、ロン毛だったのが前日にバリバリの剃髪になっており、アロハシャツにマルコメという大変身をしていたこと。
そして、3年近く剃髪の警察官だった息子が、宮古島で日焼け、ひげ、のチャラ男に小変身していたこと。

 

そうして1日目は平良(ひらら)界隈で賑やかに終わる。

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21日㈬
2日目 今日はレンタカーを借りて大神島国立療養所宮古南静園に行く。

 

大神島へ向かうフェリー乗り場がある島尻漁港へ。
前回は誰もいない漁港だったのに、ハーリーが早朝に始まっていたらしく、島尻地区の方がたくさん集まって、海のお祭りで大変な盛り上がりだった。
島へ向かう10:20発の便で30名ほど入島していた。
私にとっては今回のメインテーマといってもいい大神島。しかも今日が夏至だった。
太陽の配置の極まる日に大神島とは。


この日も、30度は超えるような日。
船から降りて小さな浜で足を海につけると、体の熱が拡散されていく。
宮古島に来た実感。どこまでも透明な海水は大神島に入る浄化になった。

 

大神島は島全体がピラミッドのように中央が小高くなったところに、周辺を見渡せる遠見台がある。
汗だくで遠見台を登ると、池間島を目の前にして、その奥に橋で続く宮古本島が見渡せる。
古には島の安全を見守る高台に、どんな人がどんな思いで立っていたのだろうか。
正午になり、夏至の強烈な太陽を両手で受け止めて撮影。

 

島の海沿いの周辺を歩くが、勝手に入り込めない島のルールもあり3分の1ほど周回する。
きれいな海岸と奇岩、数少ない住人、島をめぐる逸話。

不思議なところで、ここに来ると細かいことは考えられなくなる。
島を離れるフェリーから、また来ますと挨拶をした。

 

さっき大神島から見た、最北端にある池間島の入り口までドライブ。

ここの橋からの眺めも海はエメラルドグリーンから、ブルー系のグラデーションが美しい。

 

南静園は、国内にある国立療養所の13園の中で最も南にある療養所だ。

パート先の職場の関わりの中で、今も療養所で暮らしている元ハンセン病の患者の方の存在を知った。
ボランティアのガイドの方に迎えられ、資料館内のみの見学となった。
宮古島でのハンセン病の起源、隔離された歴史、戦時中の想像できない体験、その後の国との関係、高齢になっても暮らしている園の方たち。その断片も知りえないほどの時間だった。

人は苦しみを生み、傷つけあい、悲しみに引き裂かれ、生きて死ぬ。
もし私がその場にいれば、隔離する側、される側どちらにもなりえただろう。
宮古島という楽園の島に、対極の地獄のような歴史があり、今もそれは息づいていることを感じる。

エアコンの利いた園から出ると太陽の光の強さに、暗闇から出て一瞬見えなくなるような感覚を感じた。
それは答えも感想もまとまらない、強烈な光と影だった。

 

平良まで戻りながら、食材を買い込み、娘家族の家へ。娘の旦那さんのご両親も移住されて、久しぶりの再会。
今日は私たちが夕食担当。料理上手なK子の唐揚げとパスタはおいしくて、子どもたちも大人もおなか一杯。

 

夜はホテルローカスに移動。
この日は体験が強烈すぎた。疲れは2人ともピークだったけど、暑さに慣れてきたし、場が合ってるのだろう。乗り切る自分たちすごい。

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22日㈭
朝はローカスの朝食でゆったり過ごした。暑さの地域ではフルーツやジュースをいつになく欲する。

今日はこの旅のもう一つのメイン、午後からのREEFKNOTさんコーディネイトの海ガイドツアー。
宮古島で環境の側面からもガイドしてくれる人がいると教えてもらって、早くから予約していた。

その前に午前中は道の駅みやこで 弾丸お土産三昧。勢いで大好きなもじゃのパンに飛び込んだつもりが3軒手前の店に間違って入って、K子爆笑。
ランチを食べる暇もない。カフェも、大すきなリッコジェラートも、サマー太陽まぜそばもすっ飛ばして、ファミマしかないコンビニで昼食を買って集合場所へ。

現れたガイドのたっちゃんは、元関西人、声がよく通りよく笑いよく話すファンキーでとてもまじめな兄ちゃんだった。
この50代チームもすぐにノリノリで、カヤックに乗って、秘境探検が始まった。
とある岩場での洞窟にて、島の様相、歴史、人、経済、環境などいろんな方面から、
宮古島の今に至るまでを語ってくれた。
それはたっちゃんから見えている島の側面でもあり、昨日の南静園で見聞きした出来事と重なった。

陰陽が強く濃く出る島は、まるで自分たちの国の縮図なのかもしれないと話した。
この時に、今回来た私なりの筋書きが見えた気がした。

深い話の後は、カヤックに2人引っ張ってもらい、シュノーケリング
珊瑚と亜熱帯の魚や生物の森のような世界を訪問。異次元ともいえる世界。海はこんなに豊かなのだと。
珊瑚の白化もあり環境の変化は、とても早くなっていると感じる。
ラストは、大神島を横目にゆっくりカヤックをこぐ。途中、ウミガメが横を泳いでいて感激。
たっちゃんのファミリーストーリーを聞きながら、波に浮かんでいた時間も忘れられない。

 

大大満足のツアーだった。でもさすが私たち。オチはある。
テンション高めで、たっちゃんと駐車場に戻ったら、若い男女が話しかけてきた。
「あの~~そちらの車にあてちゃったんです。」
みると私たちが乗ってきたレンタカーにうっすらキズが😰

それから事故処理、警察、レンタカー会社、保険会社。顛末はもう笑い話でしかない。

しかも帰り着いたホテルのロッカーのドアが二人とも開かない!スタッフさんに開けてもらったけど何故かは不明??

場面展開が早すぎる!
すったもんだで、娘家族との約束の最後のディナーの約束時間に遅れて、みやこパーラーハイサイに到着。

もうすべてが濃い過ぎて、おなかも減ってて、お酒も食事もおいしくて、子どももお店もにぎやかで最後の夜が終わった。

 

 

ホテルに帰ってパッキング。K子が、濡れた水着はスーツケースの中で気圧で膨れないか?って聞いてくる。「なるわけなかろうもん」と冷たく返した(笑)


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24日㈮
ああもう今日帰る日だ。二人ともさすがにしょんぼり。。
10時には娘家族が空港に送ってくれる。

咲夜、送ってくれると約束した息子は多分寝坊しただろう
下地空港はショップも充実していて、みんなでお茶したりできた。


さあ、お別れだねという頃に息子も到着。検査場でバイバイのとき、孫の唯丸が大泣き。いえギャン泣き。

え~~そんなに泣かれちゃ ばーばも泣いちゃうと言ってる横で、K子がめっちゃ寂しそうな顔でもう泣いてる。懐いてたしなあ。
子ども好きだしなあ。でも誰の孫やねん。おかげで、涙は落ちずにすんだ。

那覇経由の16:05 福岡着 すべての旅が終わった。

でも余韻感がすごくて、わざわざ寄り道してごはん食べてかえる。

 

やんちゃ時代の互いの第一子がやらかしてた頃からの付き合いのK子との宮古島
あの時の娘が結婚して2人の子を育てて、宮古島でしっかり暮らしているのを見届けたのを喜んでいた。
あの時の私たちは、今の旅を想像できないだろう。

短い期間で陰陽を味わえるだけ味わった旅だった。
残念だったのは帰りの時間を早めにしたので、沖縄の慰霊の日を感じれることがなかったこと。
濃い過ぎる旅は、答えはないだろうけど、数週間数か月して見えてくることがあるんだろうな。

係わってくれた皆さん、付き合ってくれたK子、留守の家族、宮古島の家族、職場の仲間、楽しかったよ。ありがとう。
今度来るときは、娘の旦那のカレーショップmosesucurryも新装開店してるかな?

 


PS 後日石鹸を送ってくれた glycerine queenのマキさん
農園のパッションフルーツを送ってくれたtenowayaのさわちゃん
 ありがとう。

 

 

カレンダー解説を終えて



三が日を過ぎてようやく、カード解説を書きあげました。

まず、カードのイラストは1枚の紙に一気に描きます。そしてその絵から感じられる言葉を当てはめていきます。
出来上がったときは、そのカードの「意図」は私も浮かんでなく、だだのサインのように見えています。

なので、
カレンダーがどなたかの手に渡り始め、このカードだった、などの情報が入ってくると、その方をモデルにイメージが浮かんできたりします。

中には、まったく教えてくれないようなカードもあったりで、忍耐を持って待っていると(あきらめていると)気づかされるような出来事や情報が入ってきて、カードにぴったり収まります。

それも、さすがに15~6枚となると、自分でもよくやってるなあと思います(笑)

特に今回は、物語として表していて、わかりやすかったかどうかは、私にもわかりません。
この言葉にしづらいものを、どう伝えていくかは、もう感覚でとらえていただくほうがいいと思います。ほとんどのカードの場合、自分の身に置き換え、なるほどと捉えているようなものです。


カレンダーとともに、1年間のご自身を整える、少しのサポートとして使っていただければ光栄です。
注意深く、ユーモラスに、こころをあそばせ、別世界で、独創性をもって、、、、
この1年、よろしくお願いいたします。

 

2023年カード解説「あそぶ」

2023年版の紋章カードの解説です。
最後の15枚目になりました。

今回は趣向を変えて、物語をつづっています。

どこかの誰かの、カードが伝えてくれる物語です。

 

「あそぶ」

 

 

だめだ、自信がない。

もう何年もやっているのに、認められない。

こんなに一生懸命、まじめにコツコツやってきて報われないなんて。

でも続けてこれたのは、やっぱりこの活動が好きなんだ。
それに、長く続けてきているから意地にもなってきてる。

これだけ続けてるから、いつか何とかなるんじゃないかって。
でも周りには迷惑なのかな。
ああ もう辞め時なのかなあ、、、、。

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・・・おもしろいね~ 

どうしてそんなに深刻に考えるんだろうね。
どうしてあんなに怖れてるんだろうね。

私たち、樹木族からすれば、あちらに行くのも、こちらに行くのも同じ事。
なのに、にんげんは やり方や見られ方や、うまくいってないことにこだわる。
そして、幸せになることを追い続ける。

そんなことから縛られなければ、日々は遊びになり、体験は遊びになり

よろこびも苦しみも苦労も楽も、あそぶ。
そう思えるだろうになあ。

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もやもやして、小さな山手の公園まで車を走らせて、お弁当を食べていたら大きな樹が目に入った。その樹の、葉っぱが落ちて空に向かって広がっている枝。
頭をうんと上に向けてみていたら、ふと「もっと心をあそばせてみたら?」

って言われた気がした。
ああ、わたし、しかめっ面でずっといたわ。
なんでこんなに深刻になってたんだろう。
何をそんなに怖がっていたんだろう。

ちょっと笑える・・・。



追記
「あそぶ」カードを手にされた方々、大変お待たせしていました。正直、このカードから物語が浮かぶまでタイミングが必要でした。あそぶ、だから遊ぶんだね~とは、ちょっとちがうんだとは思っていました。木々たちのあそぶ、真意を体感する一年と捉えていただけたらと思います。

2023年カード解説「ユーモラス」

2023年版の紋章カードの解説です。

今回は趣向を変えて、物語をつづっていきます。

どこかの誰かの、カードが伝えてくれる物語です。

 

「ユーモラス」



「ほんまに、お父ちゃんはめちゃくちゃやったわ。
なんや、変わり者やったわ
一度頭に火いついたら、あかんでえ、あれはあかん。」

・・亡くなった父の葬儀の後で、母はそう話しだした。
50年連れ添った伴侶、一人になって寂しい話をするだろうと、お茶を差し出すと、なんと長年の恨みつらみを口にするなんて。

確かに父は変わり者だった。でもその父の奇行にまんざら不快を示さず付き合っていたから、いなくなって寂しがるものと思っていた。でも本当は、ワンマンぶりの父にずっと我慢していたのかもしれない。

「昔は物が飛んでくんねん。ほんま、なんであんなやろう」
延々と恨み節は続いた。抵抗もできない。
彼女は一本気なところがある。兄に言わせればお嬢さん育ちの世間知らずだそうだ。

私はなんだか、おかしくなった。
一点に向かっている人間って、なんだか笑える。
一生懸命になればなるほど、なぜか笑える。
母の一向にやまない怒りの矛先を、誰も傷つけることなく距離を置くとすれば、こんな「ユーモラス」な見方に変換するしかないかなと思う。


追記
生きてたら、怒りや強い思いなど、なかなか手ごわいものに近づくことは、しばしばです。ユーモラスな見方を味方につけていくと、受け入れながらも距離をとれる感じがします。それは、自分との感情の向き合い方にも言えるのではないでしょうか?

2023年カード解説「自分域」

2023年版の紋章カードの解説です。

今回は趣向を変えて、物語をつづっていきます。

どこかの誰かの、カードが伝えてくれる物語です。

 

「自分域」

 

 

 

星々は、すべてが僕を見ているように在る。
ちらっと視線が合った流星群を率いるシルファーが
「あちらで会った時もよろしく!」と合図を送って立ち去っていく。

ゼリーのような集合体は、微細な星のかけらを各々のエナジーで結びつけながら浮遊する。数えるのは不可能な存在たち。けれど僕のようなものには出会っていない。

自分のようなものに出会えないので、自分で推し量るしかない。
いつだって「自分域」だ。
けれど、自分に似た存在でなくても、仲間がいる。
それぞれが「自分域」をもった存在たちだ。

ある意味、自分を棄てた自分たちの仲間だ。
今宵も彼らに手を振って小旅行を続ける。