2024年カードコラム「梅皿」
水彩絵の具や顔彩のパレットとして使う梅皿。
今回のカードは ほぼモノクロで描いていて、色をのせているのは2枚だけ。
ちょっとデッサンの歪んだ不恰好な梅皿。陶器は絵の具との馴染みがよくって、プラスティックのパレットと全く使い心地が違う。色まで違って見える(気がする)
薄藍の顔彩を溶いて、はて何を描こうと一呼吸している。
何を描こうと思わずに、色を置いた。その一瞬ってとっても大事ではないかな。描こうとしているけど、色だけ選んで空白。
焦って走り出さない。
描くことになるだろうけど、今はこの色に惹かれた自分を十分に味わっている。