2022年カード解説「奏・12月」
一年のうちでお正月はフリーな時間がエンドレス。
ご飯の用意も、時間も、誰かとの約束さえしばられない。
普段の生活が、自分に課した決め事で回っているかに気づきます。
さて、12月のカード「奏」
実はこのカードの解説を書くのを内心、心待ちにしていました。
全部で16枚のカード、暦に使われなかったのがあと4枚あります。
ですから、最後ではないですが、12月を彩るカードとして天使がモチーフの紋章です。
天使系がカレンダーの絵に出てくるのは、とても久しぶりで、1月の「整」の紋章と呼応しているのです。
1月に整うことを始めて、様々な体験と気づきをもって一年を過ごし、自身の中核に出会っていく。そんなストーリーが出来上がりました。
この天使は外部に存在するものでなく、自身の中に息づいている姿です。
その姿を内部に触れる体験は(一瞬でも)美しい音に包まれるように感じそうと、「奏」と名付けられました。
このカレンダーを作ったねぎらいのように感じるし、このカードを持った方が「ああ、私自身でいいんだ」と安堵しているようにも感じます。
12月、2022年の終わりに、多くの人が「自分でいい」と感じる終わりでありますように。