さとこ虫ブログ

イラスト制作を中心に活動する、さとこ虫ワールドを綴っていきます。

2022年カード解説「浮・6月」

夢なのか、現実なのか

このカードのことを思い浮かべながら今日は目が覚めました。

 

 

さて、6月のカードです。
「 浮 」

 

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今日は、自分の話からします。

今回ちょっと長いです。頭が空白の時読んでください( ´∀` )

私は、何かに寄りかかって生きてきました。

子どもを育てる親、絵描き、三人姉妹の末っ子、ボランティアスタッフ、妻、読み聞かせ、、、

誰かのために、家族のために、お客さんのために。

思考、嗜好、志向、も自分なりの方向性をもって。

 

自分というものが何なのだろうと10代の頃から思いにふけっていました。

そして、自分なりのアイデンティティをもって、生きてきたようです。

 

そしてある時、その自分のよりかかってきた柱そのものに押しつぶされそうになりました。その時はなぜこんなに苦しいのかわかりませんでした。
それから、いろんな方との出会いから少しずつ自分のその姿が見えてきました。

人は、たくさんの「私たる道具」を持ち、生きていっているんだと見えてきました。

子どものために、未来のために、過去の過ちを償うために、、、。

社会人として、成功者として、価値がない、私は大したことない、私はできる、できない。

自分の中に様々な装飾をしてるものです。決してそれが悪いとはおもいません。

ただその事柄が多いほど、沈んでいく感覚があるのです。

その自分に引っ付けてしまった装飾を、一つ一つ外していくと ふわりと浮き上がっていきました。

そのふわりは、心もとなく、どうしていくのか分からない感じです。
このカードに出会った方は、2022年、このふわり感を味わう気がします。

 

今まで、母として、家族として、リーダーとして、何にもできない私として、、、そんな自分としての道具を身に付けていた者にとって、その所以(ゆえん)を手放すことは、居心地の悪さもあるかもしれません。

着ぐるみをなくしてしまった透明人間が、もう何者でもなく どんなふうに生きていったらいいか、方法をなくしてしまったような。

決して、浮いているからと言って地に足がつかず、ふわふわしているのとは違います。

どちらかというと、無色透明な自分でいることを味わってみる。

だからそれを体験してどうなんだと、私自身ツッコんでしまいそうですが、この世の中は〇〇であるために、、という比重がとっても重いと思うのです。

いったんその流れから自分を浮かしてみると、ちがう角度から物事(自分自身も含めて)が見えてくると思います。

ある程度の準備が整った、かなり上級者カードでもあると思います。

そんなわたしも、磁石のようにいろんな装飾が 知らないうちにひっつていたりします。