2022年カード解説「発・4月」
おかげさまで、カレンダーは たくさんの方に届いているようです。
このころになると、カードの解説を気にかけてくださるのか、(アクセスが上昇中)焦っています。。(がががんばります)
さて、4月のカードです。
「 発 」
私が感じる 絵からのイメージは、自分の内部に積み上げられたものが、あるかたちとなって外側へ発していく様です。
あるかたちになる、というのは、その方のそれまでの経験から蓄積されたもの、でもあるだろうし、ある認識(気づき?)やひらめきなど 人によっては様々だと思います。
ただそれらは、一定の期間を経て かたちになってきたものです。
それらを、機が熟すように、自分から放っていく。
発信、発する、発揮、発車、発表...そして発酵。
どんな「発」の仕方かもいろいろでしょう。
そのタイミング、とも言えます。
それまでは、まだ自分の中でも認識できないし、もやもやであったかもしれないですね。
絵を制作するときでも、そのもやもやの中にいるときの方が長いです。
外に表現できるようになって初めて、自分に内在していたものから自分を知る、そんなこともよくあります。
あなたは何を発するのでしょうか?
発しなければならない、と思う必要はないでしょう。
自分の中で、もう外に出してあげるときが生まれていること、素直に認めることだけでないでしょうか。
4月に登場しているこの絵。
3月の「種」では、何かが生まれてきそうな気配はあるのだけれど、それが何かは、外には出ていないので認識までいかない。
それが長かった冬を越えて、自分の内側から何かが発芽する。
そこで自分にどんなものが発酵していたのかを感じる月となるかもしれませんね。