2022年カレンダー完成しました。(制作秘話)
さとこ虫 2022年カレンダー「紋章」が完成しました。
正確には、11月の終わりに完成しています。
今回で20作目の記念的な制作になりました。
仕様
★定価1,200円 10部以上のご購入は割引いたします
★紋章アートを配した13枚綴り 裏面はスケジュールが書き込めます
★紙製リングで閉じたエコカレンダー
★新月満月表示
★毎年おなじみ 16種の1枚の紋章カード付 (カードの使い方はこちら)
★エコに徹し紙製封筒に入っています
ご注文は、委託のお店、またはさとこ虫へご注文をお願いします。(詳細はこちらのページ)
Webでのご注文も準備中です。
2022年版は、「紋章」というタイトルが表すように、あるエネルギーをシンプルな文様に似たイラストに込めて、言葉に表しにくい世界を表現しました。
簡単に言うと、ロゴ化しているイラスト、と言ったところでしょうか?
その分、力が入っていると作者自身、感じています。
20年続けてこれたのは、手にされたおひとりおひとり、繋げてくださった取扱店様、友人、知人がいてくださったからに尽きます。幸せ者のカレンダーとさとこ虫です。改めて、皆様に感謝申し上げます。
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これより先、制作秘話 (ご興味ある方に)
2021年9月の2週間ほど、宮古島に住んでいる娘が第二子を出産し、そのお手伝いに滞在しました。
初めて二人の孫に会う夫も4日間は一緒で、幸せな時間を過ごせました。
小さいけれど、大きないのち、そして育む夫婦、その日常に触れました。
宮古島はとても魅力的な島です。娘の手伝いもそこそこ、一人放浪していました。
その放浪の中で宮古島からさらに 離島「大神島」で受け取ったインスピレーションが、このカレンダーのイメージの軸になりました。
住民が守り続けている神の島、そんな大神島の中央の高い拝所から宮古島群島、近海を望み、その場所から動けなくなりました。
なぜかはわからないけど、とても懐かしく、心地よく言いようのない体験でした。
太古の人々の姿も浮かんでくるようなその場所は、私にとって特別な場所になりました。
そしてなぜか、自分の住んでいる福岡や熊本のある九州本島の方角が気になり、思いをはせるのでした。
コロナライフ、世の中の激変時にあって、なにかここにいる必要性を感じたのです。このエネルギーを自分に一杯吸収して、持ち帰るような気になっていました。
沖縄の最初から感じている生命力、古代からのエネルギーが息づいてるような場、何か、今、感情や信念などを超えた(自分にまっすぐ向き合えるような)強さを必要としているところへ、持ち帰りたいと思いました。
宮古島へ行ってから、カレンダーの制作を一から見直したいと、制作が遅れるお詫びのメッセージを、取扱店様にはお知らせしていました。
帰ってきてから、あの大神島で感じたエネルギーをしばらく絵にすることはできませんでした。
例年なら締め切り時を感じ、その時できることを制作していましたが、今回はそんな気にならず、時間だけが過ぎていく。
でもある時、小さなきっかけから ふっと描けるようになり、その後はするするとあっという間に描き上げました。
できてしまえは、シンプルで、色鮮やかで紋章という名をまとった 力強いカレンダーになったと感じています。
神(いやいや紙)リングに綴じるスタイルも多数のメーカーから探り、候補の中から決まるまでも とっても時間がかかりました。
久しぶりに妥協しない、粘りを体験しました(笑)
結果的には例年より一か月以上、遅れた完成でした。
ご迷惑を皆さんにおかけしましたが、完成を喜んでいただき、あちこちに発送させていただいている今、ひとり歩きを始めているカレンダーのわたし以外の力を乗せたものが、皆様に届くことを願っています。