2021年 カード「neutral」(ニュートラル)
さとこ虫です。
2021年カレンダーを皆様へお届けできる季節になりました。本当におかげさまで、皆様、ありがとうございます。
今年は早くも、解説はまだですか?とお声かけ頂いてます。16枚すべてのカードを今年中に解説する所存でございます (๑˃̵ᴗ˂̵)
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さてカード解説です。
「neutral」(ニュートラル)
車のニュートラルギアって、どこかに行く前の、もしくは戻る前、停まってるけどPさえ入れてない、そんな時ですよね。
人にして言うと、あらゆる思考、感情、行動に向かうことを一切していない状態。
激しく怒り、激しく喜び、まあまあ落ち込み、まま やる気がある、人であることは忙しい。
ついでにその感情、思い、意思の中で行動する。だからさらに厄介(また今年も言い切った!)
その忙しさの中に意図的に自分をずらしてみる、ちょっと待てよ、とニュートラルギアに入れてみる、そんな感じです。
でもこれって、意図してなかなかできない。
瞑想やマインドフルネスともちょっと違う。
瞑想も目的がちらつくから。
ニュートラルギアに入ると、自分がほぼ何かを欲しがり、求め、あきらめ、恐れているのかを知るでしょう。
そこを知るためのニュートラルでもあり。
ただ、いつもニュートラルでいなくちゃいけない、となるとそこに執着してしまう。
むむ、難しい。ほんとに難しい。虫自身、できてないからこそ、描いた。
体得できたらどうなるかは、ご自分で体験なさってくださいね
(冷たい、、)
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ここから先は nuetralの言葉が生まれた余談です。
11月入ってすぐ、カレンダーの制作前に企画したのが
「neutral展」でした。
この展覧会のイメージが、2021年カレンダーのテーマに並行していきました。
コロナという存在に影響を受けはじめた2020年。
そんな中、進むのか、立ち止まるのか、振り返るのかと、自身の在りように揺さぶりがかかったかもしれません。
さとこ虫自身、春はパートの仕事以外は、家や庭でくつろぎまくり、イラスト仕事は最低限、ほんとに必要なことだけしていました。
秋には濃厚接触者という貴重な体験をし、見えてくるものもありました٩( ᐛ )و
そんな1年を感じる頃に、何か生まれてくるものがありました。
きっと自分を俯瞰してみたかったんだろうと思います。
今までの自分の作品やグッズを、テーマもなく全て出して
広げたいみたいな。
作家が亡くなった時の遺作展、回顧展のような。
そんなイメージで企画メンバーとお話しして、帰宅する時に車のオートマのギアを握った瞬間、N!の英数字に閃いたのです。
前にも進まない。後ろにもいかない。スタートしてもない。
ニュートラルか!
その時、うっすらと覆っていた、もやもやがはれました。
全て言葉にできないけど、一瞬にして自分の置かれている状況が把握できたと言うか、、いや、なんか違う。言葉にできないのでもう終わります。
来年もneutralへの道は続きます。