さとこ虫ブログ

イラスト制作を中心に活動する、さとこ虫ワールドを綴っていきます。

2021年 カード解説「やがて..」

さとこ虫です。
2020年カレンダーも残すところあと2日。
今日は満月。日本全国的に冷え込むそうですね。
10年以上前になるかなあ。お正月に雪が積もってました。
皆様に被害の及ばない寒波でありますように。

さてカードは順調に(のんびりし過ぎ)
あと4枚を残すところとなりました。

ご自分のところにやってきたカードの解説を

待ってくださっていらしたら、ほんとにお待たせしました。

 

「 やがて ..」

 

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言葉の意味は、そのうちに。まもなく。じきに。

など、状況などが変わっていくさま、って使い方が多いように思います。

やがて春になり、、とか
やがて回復し、、
など自分が行うというより、自然な形で変化していく。

いつも似たようなことを書いてますが、私たちは自分が自覚しているより、たくさんのことに影響を受けていて、いろんな因果関係のもとに暮らしてるんだろうと思います。
そうであれば、自分の力でどうこうする事などは、ほんの一部でしかない。

生まれて、この世を去ることが一生だとしても、それを自分の力でどうこうする人は、そう多くはないのではないでしょうか?
自分の力でやれることは行うのだけど、それ以外の作用も加わって
やがて、いろんなことが変化していく。


やがて、困ったことが起きたり、それを受け入れなかったり、受け入れたり
やがて、ラッキー!と思うことが来たり、それに舞い上がったり、

厳しめの言い方だけど、やがていいほうに向かうとかだけではないと思うのです。

いいこと、わるいこと、などを超えたところに

どっちでもいい、やがて変化していくんだ。
みたいな 緩やかさがあるといいなと思います。

投げやりで、もうええわ!ってことでなく、物事はいずれ変化していくものだから、と
どんなことでも受け入れていく感じでしょうか。
そうすると、変化にも落ち着いて対応できるんだろうと思います。

やがて、新しい年がやってきます。



《余談》もう大掃除も、おせちも あきらめた方へ

 

やがて の言葉を調べると語源は古く、古文の中にも多くありました。

(古文は学生時代、まったく興味がなかった)

徒然草 七三

「言ひたきままに語りなして、筆にも書きとどめぬれば、やがて定まりぬ」

[訳] 言いたい放題にとりつくろって巧みに語って、それを、文章にも書き付けてしまうと、そのまま(事実として)定着してしまう。

昔も今も変わらず、ゴシップ記事やスクープ記事の捏造みたいなことはあってたんでしょうかね。話を盛るって感じかな~。



ほかにも調べていくと、松尾芭蕉の句に

「やがて死ぬ けしきは見えず 蝉の声」

というとても奥深い作品がありました。
奥深すぎて、ここで意味は書けませんが、ご興味のある方は お調べください。(不親切、、)

 

さて 皆さんは今頃、何してるんだろうなあ。。。。